先日、うだに行ったとき。アニマルパークで第一回目のステージを踊り終えたあとに。集合写真を撮ろう。どこか景色によいところでと思い。「ここを上がれ」と言いました。

部員たちはなぜか、ちょっとした丘を意味なく全力で走って登ってゆく。

俺のよこを駆け抜けてゆくので、「走れ」と叫びました。さらに勢いよく、走る部員たち。人間という生き物のもつ若く健全で素朴な力を感じました。

大人はそんなことはしない。なぜだかみんな走って登り始めたので、そのあとを追って走り始めるなんて意味のないことはしない。

意味なんてない。意味なんてどこにもない。ただ行為だけがある。そんな空間をもつことは、時間を過ごせることはよいことなんだろうと思います。

光と風の中を全力で駆け抜ける季節は一瞬です。

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